すごく後ろを怖く感じる。背後に誰かいるのではないかという不安に襲われる。
なんで、後ろに目が付いていないのだろう。前しかみれないのだろう。
犬が自分の尻尾を追いかけてグルグル回るように、私はグルグル回ってみるのだけれど
一向に後ろを消すことができなくて、
後ろをみた瞬間に、さっき前だったところが後ろになって、の繰り返し。
まわりすぎて、パーンと音を立てて一瞬脳の絵が見えた。
背後が怖い。
いつの間にか、手に包丁を持っていて、振り返ると同時に後ろに投げてみた。
アンティークなドレッサーが後ろにあって力弱く刺さった。

そこで夢だと気付いて、目を開けたらいつものベッドの上で、起き上がろうとするけど体が動かない。
でも、体が動かないことより、その時は起き上がって壁にかかっている鏡に自分が映ることのほうが怖かった。
これもきっと夢だと思う。もう一回瞼をぎゅっと閉じて、目を開けてみる。
体が動かない。金縛り。それからもがいていると、はっきり自分の左目が開くのがわかって、左目からみえるぼやけた視野が現実のものだと思った。
この左目を閉じたら、二度と夢から覚めない気がして、閉じようとする左目を閉じさせないようにもがいた。あの感じは溺れて必死に助かろうと足掻く感覚に似ている。
そして、視野が広がって、目が覚めた。

初めて寝るのが怖いと思った。
起きても起きても夢で、体が動かなくて、やっと起きれた。
起きるのにこんな怖い思いするなら二度と寝たくないと思った。
その日の夕方、疲れて体調が悪かったので少し仮眠をとった。
弱い。とてつもなく、意志が弱い。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索